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Message from Program Director

新たなマネジメント法「識学」とは・・・

今、どこの書店のビジネス書コーナーでも山積みされている書籍がある。ダイヤモンド社の『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組化』の3部作だ。最も会社を成長させる独自のマネジメント論として注目を浴びる「識学」シリーズで累計122万部を突破したとある。著者は、安藤広大氏で、株式会社 識学の代表取締役社長、「識学」は人と会社を成長させるマネジメント方法と評価高く、3年11ヶ月で上場、4000社以上が導入している。

▼そもそも「識学」とは何かということになるが、「識学」とは、人間の意識構造に着目したメソッドである「意識構造学」を通じて、組織が抱えるさまざまな課題を抽出し、解決する新たなマネジメント法で、人間が持つ「思考の癖」に伴う、組織内の「誤解」や「錯覚」がどのように発生し、どうすれば解決できるかを理論化し、組織の生産性向上を図るというもの。人間の意識構造を「認識」から「行動」までを五つの領域に分けて定義している。

▼5つの領域で起こりがちな誤った認識(誤解・錯覚)を把握して最小化することで正しい行動、生産性向上につなげるというもの。定義する意識構造とは、① 位置(自身の位置を正しく認識する)、② 結果(何をいつまでにするかを確定する)、③ 変化(結果を到達するために必要な変化を認識する)、④ 恐怖(必要な変化を抑制・回避しようとする要素を消化する)、⑤ 目標(目標の性質を正しく理解し、目標達成への行動順位を明確にする)の5つ。

▼コーネル大学RMPジャパン3月の講義テーマが、ビジネスデータ分析と意思決定にあったので、『数字化の鬼』を見てみた。「識学」を導入した会社には急成長する人が多く出るが、共通するのが「数字」での思考法にあるという。感覚的なひらめきや熱意が強みになる場合もあるが、それだけでは必ず「壁」にぶつかる。数字に向き合わずに成長できる人は、居ないと断言している。この数字の鍵となるが①「行動量」②「確率」③「変数」④「期間」という考え方とある。一読をお薦めしたい書籍である。

2024/03/29